産業用PCとは、工場、病院などの業務環境に設置して限定的な役割において稼働するスモールサイズのPCやサーバ製品です。サーバルームのような温度や湿度が管理されていない、精密機器にとって過酷な環境に置かれることの多い産業用PCは、サイズは小さくともこれに耐えるハードウェアの強度、耐久性を兼ね備えた設計が施されています。
Ness1000シリーズは、小型デスクトップ型でHDDを2台ハードウェアミラーリングした、冗長性及び静音を実現したNAS製品です。共通の筐体に2種類のCPUアーキテクチャを採用し、パフォーマンス重視のユーザーにはNess1100(Skylake: Core i3)を、コスト重視のユーザーにはNess1000(Braswell: Celeron)をご選択いただけます。NAS OSはWindows Storage Server 2016 Workgroup/Windows Server IoT 2019 for Storage及びLinuxベースのiXの3種からお選びいただけます。
Ness1200 は、2023年11月より販売を開始したNess1000シリーズの最新モデルです。CPUはIntel Core i3-6100 からCore i3-12100E に、最大メモリはDDR5 64GBに、ネットワークポートは1Gb Ether 2口から、1Gb×1、2.5Gb×1へアップグレードし、ファイルアクセス性能が向上しました。
またOSは、Windows10 IoT Enterprise 2021 LTSC、Windows Server IoT 2022 for Storage Workgroupを採用しました。
組み込み用途向けの専用のWindows10 IoT Enterprise 2019 LTSC 64bit版を搭載。慣れ親しんだWindowsでありながら、安価で、長期間のサポート、機能更新プログラムの適用によるOS再起動の必要がない、という長期間の無停止稼働が求められる産業用途に最適化されたOSです。ハードウェアは長時間かつ過酷な環境で使用されることを想定し設計され、工場など製造現場のデータ収集や制御、見える化、またインフラの管理、医療機器などに最適な仕様となっております。